「Time4VPS」とは?

2017年5月5日

Time4VPS」は海外(リトアニア)にある格安VPSのサーバー屋さんです。

知らない人が多いと思いますので簡単に紹介しますと・・・

  • サーバーはリトアニアにある
  • わけがわからないほど安い
  • でもサーバーダウンがなくてまともに使える

世界のVPSを知り尽くしているわけではないので軽々しく認定できないですが、私は世界で最もコストパフォーマンスが良いサーバー屋だと思っています。

Time4VPSの特徴は何といってもその料金の安さです。

Time4VPSの料金

を見ればわかりますが、「あり得ない」と感じるくらいの安さです。

月額120円!?

料金の一例を紹介しますと、スタンダードVPSのXSプラン(メモリ512MB)では

  • CPU     :1 x 2.40 GHz
  • RAM     :512 MB
  • Storage   :20 GB(HDD)
  • 帯域幅   :1 TB
  • バックアップ:デイリー、ウィークリー

のスペックのLinux VPSを2年間契約した場合、

0.99 ユーロ/月 = 120円/月!

しかも初期費用無料というわけのわからない安さでVPSを利用できます。

※2017年4月現在、1ユーロ=120円

メモリ2GBのVPSが月額360円!

なお、メモリ2GBのプラン(スタンダードVPSのMプラン)の場合だと、

  • CPU     :2 x 2.40 GHz
  • RAM     :2048 MB
  • Storage   :80 GB(HDD)
  • 帯域幅   :4 TB
  • バックアップ:デイリー、ウィークリー

のスペックのLinux VPSを2年間契約した場合、

2.99 ユーロ/月 = 360円/月!

しかもこのプランも初期費用無料です。

さくらのVPSと比較

さくらのVPSのメモリ512MBのプラン

  • CPU     :1 Core
  • RAM    :512 MB
  • Storage   :20 GB(HDD)

で685 円/月(初期費用1,080円)なので、ざっくり比較して5分の1以上の価格でVPSを利用できます。

実際にTime4VPSを使ってみた

「ffmpeg」を使った動画系のこちらのツールを作りたかったので、VPSをどこにしようか思案してたのですが、ギリギリまでさくらのVPSの

  • CPU     :2 Core
  • RAM    :1 GB
  • Storage   :30 GB(HDD)

をレンタルしようと思ったのですが、

972 円/月 × 11か月(1か月分無料) + 初期費用1,620円 = 12,312円

は趣味の延長というかほぼ遊びみたいなものに年間1万2千円は高いなと感じ、某匿名掲示板のVPS板を見ていたところ

Time4VPSの話題があったので調べたところ

  • CPU     :2 Core(2 x 1.80 GHz)
  • RAM    :1024 MB
  • Storage   :40 GB(HDD)

というプランが1年契約 20.88 ユーロ(記事執筆時点の円換算で約2500円)であったので物は試しということで契約してみました。

使ってみた感想

激安の海外VPS(例えばCloudatCost)とかは頻繁にサーバーダウンするという噂を聞き、Time4VPSも同じ穴の狢かな?と思ったのですが、ここ数か月使ってみた感想としては「凄くいい!」と感じています。

以下に私が実際にTime4VPSを使って感じたメリット・デメリットをまとめたい思います。

Time4VPSのメリット

  • 料金がかなり安い
  • サーバーダウンしない
  • サーバーの処理速度も速い
  • ペイパルで支払いできる

安かろう悪かろうを覚悟してちょっとした博打感覚で年間契約しましたが、今は借りてよかったと満足しています。

海外の企業にクレジットカード決済は少しためらいがあったのですが、ペイパルでの支払いができたので私はペイパルで支払いをしました。

Time4VPSのデメリット

  • Ping値が平均298 ms

サーバー自体がリトアニア(バルト海の横)にあるので、物理的距離のためPing値はものすごく悪いです。

自宅パソコンのコマンドプロントからのPing値の計測

なお、試しにメインで使っているエックスサーバーのPing値を同様に計測したところ平均 14 ms でした。

やっぱり地理的距離のでかさを感じます。

Time4VPSはありか?なしか?

Time4VPSは今のところトラブルもなく、料金以上の満足感があり個人的に大いにありと思っています。

しかし、現実的なことを考えると使い分けが大事だと思います。

というのも、やはり海外のサーバー屋さんを完全に信頼できるか?と考えたらノーですし、わけわかんないくらい安いので、

その安さゆえに大丈夫か?と心配になります。

ビジネスや大事なシステムでの利用

ビジネスや大事なシステムをVPSで動かしたい場合は、やっぱりさくらVPSやConoHaあたりで運用するのが無難だと思います。

コストは1万円くらい年間で変わってきますが、システムの安定運用が一番大事だと思います。

遊びや勉強・試験運転での利用

遊びや勉強用としては、Time4VPSはかなりおすすめできます。

Ping値は高いですが、ターミナル上でのコマンド操作はストレスを感じるほど遅くはないですし(私は全然気になってない)、サーバー自体の処理速度が遅いわけではないので普通に運用できています。

コストパフォーマンスは世界最高!?

現在日本では、さくらやConoHa、DTI VPSなど1000円程度の料金で安定性とスペックが良いVPSをレンタルできるようになりました。

しかし1000円という値段は、1年で1万2千円、2年で2万4千円と、長く使えば使うほどけっこうなコストがかかります。

しっかりとしたサービスに使うのであればOKなのですが、ちょっとした遊びや勉強に使うには少々コストがもったいないです。

そんな中今回Time4VPSを見つけたわけですが、コストと満足度を勘案すると、おそらくTime4VPSは世界最高のコストパフォーマンスを発揮するVPS屋さんなんじゃないかと思います。

「Time4VPS」でVPSをレンタルする方法